2022.09.01
Press Release
2022年9月開催の「ムーンアートナイト下北沢」や世界遺産の高野山でのイベントに導入が決定
スタートバーン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:施井泰平、以下スタートバーン)と同社グループの株式会社アートビート(本社:東京都文京区、代表取締役:施井泰平、以下アートビート)は、NFT(非代替性トークン)のオフライン体験を実現するWebアプリ「FUN FAN NFT」をリリースいたします。アーティストやイベント主催者、店舗や施設など、さまざまな事業者はNFTを作成でき、来場者はQRコード* を通じて手軽にNFTを取得できます。「リアルな場で手軽に貰えるNFT」が新たなエンタメやマーケティング戦略を創出します。
■ 「FUN FAN NFT」リリースの背景
スタートバーンは、ブロックチェーンひいてはNFTを活用して、アート作品の真正性・信頼性担保と価値継承を支えるインフラ「Startrail」を構築しています。アートビートは、メディア「Tokyo Art Beat」を通してアートファンやアートにこれから興味を持つ人など、世界各地の人々がアートの魅力に触れるきっかけ作りを行っています。2020年、スタートバーンはアートビートを同社グループに迎え、アート業界の活性化を目的としたエコシステムの構築を共に推進しています。
現在、NFTおよびNFT付きデジタル作品は、通常オンラインマーケットプレイスから入手します。そして、ウォレットや仮想通貨の準備など、利用者側の準備コストがかかっておりました。この様な現状はNFTがアート業界の活性化を十分に果たしているとはいえず、「オンラインだけでなく、オフラインでのクリエイティブとの出会いもサポートできないか?」、「その上でNFTがもっと簡単に取得できないか?」という問いからWebアプリ「FUN FAN NFT」はスタートしました。クリエイティブな世界をより楽しめるインフラの一角としてこのサービスを提供し、さまざまなアーティストやイベント、店舗や施設などと生活者の出会いをサポートします。
■ 「FUN FAN NFT」の機能と特徴
アーティストやイベント主催者、店舗や施設など、さまざまな事業者はNFTを作成し、来場者にQRコードを通して提供できます。「リアルな場で手軽に貰えるNFT」が新たなエンタメやマーケティング戦略を創出します。
数万エディションのNFT付きデジタル作品を簡単に運用
デジタル作品が準備できたら、Webアプリ「FUN FAN NFT」からスマホひとつで簡単にNFTを作成できます。ブラウザ上で使用できるWebアプリなのでダウンロードは不要です。また、ブロックチェーンに関する知識や仮想通貨も必要ありません。NFTの希少性を左右するエディション数は、一点から数万点まで目的に応じて幅広く設定できます。スタートバーンが持つUI/UXデザインの蓄積とPolygonの活用により実現しました。NFTの受け取り用QRコードを印刷して現場に設置します。QRコード決済サービスのように、来場者がスマホでQRコードを読み取ることでNFTを獲得することできます。さらに今後は売買機能も追加予定です。
新たなエンタメ提供による効果的で継続的な集客
来場者は現場にあるQRコードを読み取ることでNFTを獲得できます。これまでオンラインでの取引を主としてきたNFTのイメージと反して、どんな人でも気軽に楽しめるオフラインの体験を促進します。人気アーティストやクリエイターとコラボにより、コレクションやSNSシェアしたくなる限定作品にNFTを付けて提供できます。また、スタンプラリーや宝探しなどのゲームやイベントとの親和性も高いです。ターゲット顧客に合わせたマーケティング施策により、新たな集客が期待できます。さらに今後は、NFTを獲得した来場者とのコミュニティ形成や、顧客ロイヤリティの向上など、継続的な顧客流入に繋がる機能アップグレードを予定しています。
作品の価値を守るデータを豊富に記録
「FUN FAN NFT」には、アートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail」が導入されています。作品を登録しNFTを提供した事業者の情報はもちろん、その後の展示や取引、修復や鑑定など、作品の価値に関わるさまざまな情報やデータを記録できます。NFTを作成する事業者に対して事前にKYC(顧客確認手続き)を行い、事業者名とイーサリアムブロックチェーン上のコントラクトアドレスを公開します。ブロックチェーンの性質上、データの削除・改ざん・複製はできません。サービス横断の長期的な二次流通管理を見据えた仕組みにより、事業者も来場者も安心してNFTの魅力を楽しむことができます。
「FUN FAN NFT」トップ画面イメージ
■ 「FUN FAN NFT」の導入事例
シモキタエリアの魅力を再発見できるアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」、世界遺産である高野山の周遊観光を促すプログラム「ナゾトキ文化財めぐり『天空の秘境と夢幻手稿』」での導入が決定しています。
「ムーンアートナイト下北沢」
シモキタエリアの魅力を再発見できるアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」では、NFT付きデジタル作品を集めるスタンプラリー企画を実施します。全48スポットの施設・店舗に設置されたQRコードを読み取ってNFT付きデジタル作品を無料で獲得できます。
デジタル作品の制作には、国内外で高い人気を誇るクリプトアートプロジェクト「Metaani」(metaani.com)を迎え、各施設・店舗のロゴを掛け合わせたオリジナルデザインを用意します。街歩きを通じた5つ以上の作品獲得など、条件を満たした先着300名の方には、MetaaniによるNFT付き限定動画をプレゼントします。
【 会期 】2022年9月10日(土) ~ 9月25日(日)
【 場所 】下北線路街、北澤八幡神社、シモキタエリアの施設や店舗など
【 主催 】下北沢商店連合会、小田急電鉄株式会社
【 共催・総合プロデュース 】スタートバーン株式会社
▼ イベント特設サイト
https://moonartnightfes.com/
「ナゾトキ文化財めぐり『天空の秘境と夢幻手稿(むげんしゅこう)』」
世界遺産である高野山の周遊観光を促す謎解きイベント「ナゾトキ文化財めぐり『天空の秘境と夢幻手稿(むげんしゅこう)』」は、購入したキットを手に奥之院や壇上伽藍をはじめとする高野山の文化財をめぐりながら、各所に仕掛けられた様々な謎を解き明かし、高野山の多様な魅力を楽しめる大人のための体験型プログラムです。
謎解きの過程で訪れる複数のチェックポイントにQRコードが設置されており、イベント参加者はスマートフォンで「NFT文化財カード」を受け取ることができます。鑑賞した文化財を思い出として持ち帰るだけでなく、さらに深く知るきっかけをつくります。
【 会期 】2022年9月1日(木) ~ 2023年3月31日(金)
【 場所 】高野山(和歌山県伊都郡高野町)
【 主催 】『天空の秘境と夢幻手稿』実行委員会(凸版印刷株式会社、南海電気鉄道株式会社、株式会社DMC高野山)
▼ イベント特設サイト
https://huntersvillage.jp/quest/koyasan_bl
■ 「FUN FAN NFT」とは
NFTのオフライン体験を実現するWebアプリです。アーティストやイベント主催者、店舗や施設など、さまざまな事業者はNFTを作成でき、来場者にQRコードを通して提供できます。「現場で貰えるNFT」が新たなエンタメ提供と効果的で継続的な集客を支えます。スタートバーンとアートビートが運営のもと、アートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail」が活用されています。
【 公式サイト 】https://funfan-nft.com/lp
■ スタートバーン株式会社
スタートバーンは世界中のアーティストそしてアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指す会社です。アート作品の信頼性や真正性の担保および価値継承を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築しています。
【 公式サイト 】https://startbahn.io/
「Startrail」とは
スタートバーンが構築を先導する、アートのためのブロックチェーンインフラです。作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指しています。 Startrail上に発行されたNFTでは、NFTを発行した事業者の情報はもちろん、その後の展示や取引、修復や鑑定など、作品の価値に関わるさまざまな情報やデータを記録できます。また、作品の二次流通・利用について設定した規約がサービスを横断して引き継がれ、長期的に作品を管理することができます。ブロックチェーンの性質上、これらの情報の削除・改ざん・複製はできません。絵画や彫刻などの物理的な作品はもちろん、画像、映像、音声などのデータにもとづくデジタル作品、さらにはインスタレーションなど、さまざまな作品の形式に対応しています。
【 公式サイト 】https://startbahn.io/startrail
■ 株式会社アートビート
2004年創設のアートメディア「Tokyo Art Beat」を運営する会社です。Tokyo Art Beatは月間500件以上におよぶ日英バイリンガルの日本全国の展覧会情報と、最新アートニュースや展覧会レポート、アーティストインタビューなどで構成。YouTubeでは映像コンテンツも配信しています。アプリでは、人気イベント、最新ニュース、今いる場所から展覧会を探す周辺検索、美術館などの割引サービスの「ミューぽん」の機能を搭載し、10年以上にわたってお出かけアプリとして親しまれています。
https://www.tokyoartbeat.com/
■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
スタートバーン株式会社
広報担当:水野
pr@startbahn.jp